Carmen – Air de la Fleur (Bizet)
テノール独唱 ヘルマン・ヤドロウカー(管弦楽伴奏)
言うまでもなく第二幕の終わり近くで歌われるもので二ヶ月ぶりで会いながら散々に翻弄されたカルメンに対して、初めて彼女を見た時投げつけられた花を上着の中から取り出し、囚われの身である時も、この花を見ては唯一の慰めとしてカルメンを偲んでいたという『君に賜いしこの花』に始まる強烈な恋の歌である。
レコードは原語のフランス語で歌われている。録音は1911年キャムデンのビクター会社でなされたものである。