地元に帰ろう

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GMT のデビュー曲のレコーディングが始まった。『地元へ帰ろう』と歌うその曲は、NHKらしい朝ドラに連動したキャンペーンに活かすことが出来るだろう。
太巻社長が、箸にも棒にもかからないという意味合いのように『普通』だねとうそぶく。良くも悪くもないものには、気持ちは動かないものだ。

主人公のあまちゃんが流行らせた『じぇじぇ』。あまちゃんの家を訪れた沖縄出身の喜屋武きゃんちゃんとの「分かんねぇ」けど、なんとなく意思は疎通しているのが面白い。

世界一短い会話、「け」→「く」

399178_484584261633899_251713991_n秋田の呪文は「ねねね」。九州には「とっとっと」という呪文がある。
「ここ とっとっと?」
「とっとっと」
イヴェント会場で良く耳にする。座席にプログラムやハンカチを置いて、友だちの座席を確保しているところに『その席あいてますか』と尋ねて、答えるさまだ。

他県の発音では異様さは薄れるけど、熊本の発音は基本的にイントネーションはない。平坦に『とっとっと』と言葉に出してみよう。呪文になるはずだ。

秋田弁では「け(来なさい)」、「け(食べなさい)」、「け(かゆい)」。
イントネーションはさりげにあるんじゃないかな。東北は寒いから、口を広く動かさないからズーズー弁となるという話を聞いたことがある。熊本は表情は大きいから、シチュエーションと表現で通じるのだ。
母に色々質問する時、前後はどうなっているの?とまず、言われたがスポットで熊本弁はイマジネーションが必要です。だから、顔や名前を覚えられないって相談も少なくないんだろう。

行くは熊本では来る

火の国、城下町。熊本の繁華街はどこから見上げても西の方に熊本城天守閣が挑める。お城に見守られた市内。地図での熊本市は広いですが、地元の者は繁華街に行くのを『まち』に行くと言います。

この『行く』、『来る』はスレ違いの原因に良くなる。だから、極力気を使って使うようです。
「おっがとこ、くるな」と在宅しているから遊びにおいでと誘う。誘われた方は、『来る』という。『行きます』じゃなかと。
「こ」→「く」。小さく「っ」がどちらにもつくけど。熊本弁も言葉が短い。沖縄時間と同じく、肥後時間があるので気が短いわけではないようです。

美酒、美女。華の如く、艶やかに。秋田美人と火の国美人という共通点もあるのが興味深い。

古い町並みに、新しい店。

戦火を逃れて熊本市内に近い地域でありながら、明治以前から残っている建物が多い。それが風流街ふるまち界隈。
西南の役の時に、熊本城の周囲は古いお寺や建物は、戦闘のために解体されたそうです。薩軍に火をかけられるのを予防したのだろう。然し、風流街界隈はそれを逃れ、アメリカ軍の空襲もしのいで古い建物が残っています。そこに、東京などから来た若い人、戻ってきた人たちが新しい店を作っるのが広まっています。静かだけど、散策が面白い地域に注目が集まっている。

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