2018年12月15日

将来の清楽を願ってメッセージを送っているような音楽をご一緒に堪能しましょう ― 蓄音機を楽しむ会(第62回)

明日の午後1時半スタートで、細工町の五福公民館で今年最後の、蓄音器を楽しむ会を開きます。地震後ベートーヴェンの音楽が一番、それまでと違って心に響くようになりました。そういうのもあって、一昨年からベートーヴェンのシリーズを続けてきました。ピアノ協奏曲が5曲揃ったのがきっかけで、ヴァイオリン協奏曲、弦楽四重奏曲と続いています。今回は、おそらく聞く機会はなかったひとが多いと思われる、ベートーヴェンのセレナーデ。レコード録音されるベートーヴェンの最初期の音楽です。 ◆第1部 ベートーヴェン作曲
2015年1月25日

田園のシンフォニー、田舎の生活と追憶〜 SPレコード盤でワルターの《田園》を聴く

25日日曜日午後、今年最初の蓄音器コンサートを開催します。 曲はベートーヴェンの田園。 SPレコード時代から田園の名演奏としてスタンダードにまでなった録音です。この曲は欄外に記したように、ロマン派の標題音楽の先駆をなす交響曲と言われてもいます。 でも、文中の核とした通り、自然の描写ではなく自然に接してベートーヴェンの中から沸き上がる感謝の気持から生み出されたものという見方も出来ます。 曲は5楽章というユニークな形態ですが、また第3から5楽章までの3つの楽章は続くて演奏される。そこで明日の例会では3つのパートに区切って話と鑑賞を行なっていきます。