Kumamoto Gramophone

庭の千草 ムーア作詞 アイルランド民謡

この歌は明治17年に文部省によって採用された小学唱歌です。当初は「菊」という題であったらしいですが。以来120年以上歌い続けられている国民的愛唱歌なんですね。

この歌は昭和3年から15年にかけて少なくとも12枚のレコードが出ているんです。この歌の原曲は、「The Last Rose of Summer (夏の名残りの薔薇)」という歌で、こちらの方も欧米において時代を超えて歌い続けられております。

この曲はアイルランド民謡とされていますが、作曲者は、ジョン・スティーブンソン(1761-1833)。
原曲の詞は、トマス・ムーア(1779-1852)という詩人、共にアイルランドの人です。
日本の歌詞を書いたのは、里見義(ただし)(1824-1886)。

庭の千草も むしのねも
かれてさびしく なりにけり
あゝしらぎく 嗚呼白菊
ひとりおくれて さきにけり

露にたわむや 菊の花
しもにおごるや きくの花
あゝあはれあはれ あゝ白菊
人のみさをも かくてこそ